出雲崎町では道路の法面が側方へ流されているのに伴いその道路にあるマンホール周辺の地盤が沈下して、マンホール部が抜け上がっており連続してこのような状況が認められました(写真1)。幸い管路は機能しており水は支障なく流れていました。
柏崎市西山地区ではマンホールの隆起が認められましたがその程度は比較的軽微でした。ただ断水に伴い調査時点では流下障害の報告は出ていませんでした。なおこの地区の避難所では雨水を貯留するシステムが備わっており、その雨水を使って避難所のトイレをまかなっていたそうです。ただ18日訪問時点では貯留雨水はすべて使い切っており、避難所のトイレは仮設トイレを使用するようになっておりました(写真2、写真3)。
上越市では、都市整備部、下水道建設課の相澤紹夫課長、梅澤正副課長、下水道管理課の寺田清二課長ほかに被害状況のご説明と現地案内をしていただきました。
上越市・柿崎地区では柿崎浄化センターへ流入してくる柿崎幹線のマンホール13箇所において周辺地盤の沈下があったそうですが訪問時点で沈下部には舗装合材が充填されすでに補修が行われていました。マンホール蓋を開けて中を観察すると、側塊ズレとその部分からの漏水、また別のマンホールでは側塊の一部破損が認められました。なお処理場流入水が処理区域での断水中にもかかわらず平常時の9割以上の水量があり、かつ砂の流入量が増えているとのことから浸入水の増大と、浸入水に伴う周辺地盤土砂の引きずり込みが懸念されました。周辺土砂の流入が多くなってくると大空洞が形成され路面の大陥没もありうることから管路の徹底的な調査の必要性を感じました。
上越市・浦川原地区ではマンホール内に汚水の滞留が認められ、管路がマンホール間で上方へ大変形しているとのことでした。すでにこの地区はTVカメラ調査が行われていました(写真4)。地上から見て異常がない箇所でもこのように管路部で大変形を起こしている可能性があり、すべてのマンホール蓋を開けて滞留水の有無を確認する一次調査の必要性を強く感じました。
なお、被災地を回ってみると渋滞が非常に激しく、現地まで行くのに予想外の時間が必要でした。今後復旧のための調査でテレビカメラ車や高圧洗浄車を投入するときには、作業場所と基地の距離を可能な限り縮める等の渋滞対策が必要と感じました。
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