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田中専務の新潟県中越沖地震の現地速報   (平成19年7月17日)


 7月16日10時13分ごろ新潟県中越沖地震が発生しました。震源は新潟県上中越沖で深さ17km、マグニチュード6.8でした。地震被害の調査のため国土交通省・国土政策総合研究所・下水道研究部が現地入りするという情報を得ましたので、専務理事の田中修司も同行をさせていただき、翌日の17日から現地の状況を見てきました。17日は、柏崎市を訪問しました。新潟県土木部都市局下水道課・久須美憲二課長補佐、堀内収主任ほか、柏崎市ガス水道局下水道課・村山満課長ほかに現在の状況と今後の予定などを伺いまた幹線管路および柏崎自然浄化センターの被災状況などを見てきました。
写真1:柳橋ポンプ場下流圧送管被害状況
写真1  柳橋ポンプ場下流圧送管被害状況
写真2:八坂中継ポンプ場出口付近被害状況(復旧工事中)
写真2  八坂中継ポンプ場出口付近被害状況(復旧工事中)
写真3:柳橋安政幹線マンホール付近被害状況
写真3  柳橋安政幹線マンホール付近被害状況
 管路については一次調査(マンホールの蓋を開けての目視調査)は余震がおさまってから行うという方針ということでした。これは3年前の新潟県中越地震時の経験を元に出された方針で、一次調査を迅速に行っても余震があると状況が変わってしまい当初の一次調査の結果が使えないという経験踏まえたものでした。一方ガス・水道は早急復旧の方針で外部から大勢の応援部隊が迅速に投入されていることから数日内の復旧が見込まれており、下水道も遅れないように対応しなければならないという点と、下水道管の問題点が水道が使用されるようになって初めて細かな点がわかってくることから、この時点での集中的な対応が必要になってくるというお考えでした。なお水道は17日の段階では全域断水という状況です。
 管路施設は、柳橋中継ポンプ場からの圧送管に亀裂(写真1)、八坂中継ポンプ場出口付近での亀裂(写真2)が認められるほか、海岸沿いの幹線(柳橋安政汚水幹線)に一部マンホール地点で隆起(写真3)が見られました。そのほかマンホール部の隆起が見られましたが、周辺地盤の沈下の可能性もありマンホール自体の浮上か周辺地盤の沈下かはっきりしませんでした。路面との高低差は大きいところでも30cm程度で、大半は高低差がそれよりも少ない状況でした。ただ海岸部は砂地盤であることから管渠部の大きな浮上も想定されますが地上からの目視では内部の状況までは不明でした。なお、浄化センターへの流入水流量は通常は2.3万トンのところ地震直後でも2.2万トン程度は流れてきているとことから、管渠の浮上による流下障害よりも亀裂等により浸入水の増大のほうが問題かもしれません。


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